イスラエル国防軍
צבא הגנה לישראל
Israel Defence Force(IDF)
Flag of the Israel Defense Forces.svgBadge of the Israel Defense Forces.svg
上:軍旗 下:シンボルマーク
創設 1948年5月26日
本部 テルアビブ地区テルアビブ
指揮官
司令官
総人員
徴兵制度
財政
予算

577億新シェケル

(165億ドル
産業
国内供給者
国外供給者
関連項目
歴史
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2015年時点の参謀総長(第21代)であるガディ・エイゼンコット中将。
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イスラエル国防軍(イスラエルこくぼうぐん、ヘブライ語: צבא הגנה לישראלHe-Israeli Defense Forces.ogg ツヴァ・ハ=ハガナ・レイスラエル[ヘルプ/ファイル]英語: Israel Defense Forces(IDF)イスラエル・ディフェンス・フォーセス、アイディーエフ)は、イスラエルの保有する軍隊である。陸軍陸軍指揮本部)、海軍イスラエル海軍)、空軍イスラエル航空宇宙軍)の3軍と各軍管区により構成される。

イスラエル国内では一般的に頭文字をとって「ツァハル」(צה"ל)と呼ばれる。英語表記の頭文字をとって「IDF」と表記されることも多い。

概要

1948年に設立されたIDFは、中東戦争など5度にわたる大規模な戦争と、秘密作戦を含む多数の特殊作戦航空爆撃任務を経験している[1]ガザ地区レバノンなどとの国境地帯や占領地、国内でも対テロリズム対反乱作戦で恒常的な警戒態勢にあり、世界で最も実戦慣れした練度の高い軍隊の一つだと評価されている。2004年8月時点では10万7,500人の徴集兵を含む16万8,000人の人員を有している。このうち陸軍は12万5,000人、海軍は8,000人、空軍は3万5,000人で構成されている。この他に40万8,000人の予備役がおり、総動員時の兵力は57万6,000人に達する。士官は一般兵の中から優秀な者を選抜して士官学校で育成する方式が採られている。

イスラエルでは女性にも兵役義務があり、教官であることが多い。

イスラエルでは女性にも兵役義務があることなどから"全国民に兵役義務がある"と誤解されている例もあるが、実際には兵役義務を持つのはイスラエル在住のユダヤ人ユダヤ教徒)と、イスラム教ドゥルーズ派の教徒のみである。キリスト教徒やその他のムスリムなどは兵役義務を有しない(志願することは可能)。また、ユダヤ教徒やドゥルーズ派教徒であれば、イスラエルの国籍を有していなくても、イスラエルに在住しているだけで兵役義務が発生する事も特徴的である。

自らの信条(平和主義など)に基づいて兵役を拒否する権利(良心的兵役拒否)はイスラエルの法律で認められているが、実際に審査によって許可される例は少ないとされる。良心的兵役拒否が認められずに兵役を拒否した場合、1〜4週間程度の禁固刑となる例が一般的であるとされる[2]

歴史

ヘブロンの旧市街で子供に銃を向けるイスラエル国防軍兵士

イスラエル国防軍は第一次中東戦争の最中、1948年5月26日に設立された。独立前からユダヤ人コミュニティの防衛を担っていた自主防衛組織ハガナー、特にその常備部隊パルマッハが基盤となった。さらに、第二次世界大戦を英国指揮下で戦ったユダヤ旅団の出身者の多くも参加している。地下組織エツェルおよびレヒは国防軍との協力を約束したが、自身の独立性は1948年の第一次中東戦争終結まで保持していた。戦後にこれらの地下組織の構成員は国防軍に参加している。1949年から1956年にかけてイスラエル国防軍はアラブ諸国との戦争を通して、近代化と効率化を押し進めた。

その後の十年間は少数精鋭主義の職業軍化を目指すとともに、核兵器開発にも力を入れた。第四次1973年)後の1978年、西方の大きな脅威であったエジプトとは和平を実現したが、以後もレバノン侵攻 (2006年)など大小の戦争・紛争を経験している。

構成

方面軍