ハローキティ
Hello Kitty
Stand Noguera Kitty Madrid.jpg
マドリードのハローキティ・ショップ
対象
日本を中心とした世界各国
分類 日本のマスコットキャラクター
モチーフ ネコ
デザイン 清水侑子(初代)
米窪節子(2代目)
山口裕子(3代目)
指定日 1974年11月1日
指定者 サンリオ
性別 女の子
身長 りんご5個分
体重 りんご3個分
関連グッズ キャラクターグッズを参照。
公式サイト サンリオ公式ホームページ
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エバー航空ハローキティチェックインカウンター(桃園国際空港 第2ターミナル)
Smart BEST ハローキティ和歌山号
山陽自動車道三木SA
ハローキティ型自動販売機

ハローキティ: Hello Kitty)は、サンリオでデザインされたキャラクターグッズ用キャラクター群。

主人公、キティ・ホワイト (Kitty White) は、をモチーフに擬人化したキャラクター[1][2] で、向かって右側の耳の付け根にトレードマークである赤いリボン、またはそれに類する飾りをつけているのが特徴。サンリオを代表する看板キャラクターである。通称は「キティちゃん[3]。「キティー」は誤表記であり、正しくは「キティ」である。

概要

ハローキティは、当時からスヌーピーグッズを販売していたサンリオが、スヌーピーに対抗して自社オリジナルキャラクターを開発しようと生み出したキャラクターの一つである[4]。発表当初は「女子児童向けキャラクター」であったが、現在では男女問わず[3][5][6]、広い年齢層に支持されている[7]1990年代後半には持ち物全てをキティグッズで揃えた若者たちを指す「キティラー[注釈 1]という言葉も生まれた。

また、グッズは2009年時点で世界約70カ国で展開され[8][3]、年間5万種類が販売されており[8]、年間売上4000億に到達する年もある[9]日本国外にもファンが存在する[7]。著名人ではマイリー・サイラスヒルトン姉妹キャメロン・ディアス[10]アヴリル・ラヴィーンマライア・キャリー[10]リサ・ローブブリトニー・スピアーズ[10]クリスティーナ・アギレラレディー・ガガ[10]レオナ・ルイスジャッキー・エヴァンコ等がキティファンとして知られる。日本国外では日本のポップカルチャーの代表的存在の一つとして認識されている。また、日本国外に輸出されて使用されている言葉である「可愛い」の象徴とも言われている[11]

日本では著名なキャラクターであり、キティグッズは文房具を中心として食品パソコンから自動車及びカー用品[注釈 2]まで、日常生活のほぼ全領域に渡る。日本国外でも、国によっては多岐に渡るキティグッズが販売されているところもある。例えばミラノのブランドショップ街には、建物の2階フロアまるごとを占める、アクセサリーだけでなく日用品も含めたキティグッズ専門店が存在するという[15]

来歴

キャラクターとしての開発は1974年[16]、公式にはこの年が誕生年になっているが、初号グッズの販売は1975年3月である[17]。最初のグッズはビニール製のがま口「プチパース」であった(当時の定価は240円)[18][19][注釈 3]。このプチパースはキティを含め6種類のキャラクターで発売されていたが、キティのものだけが圧倒的に売れたという。以前はサンリオ社内にも残っていなかったが[19]、顧客が所持していたプチパースをサンリオに寄贈したため、これ1個のみが現存し、展示されている。プチパースは1度だけ限定で復刻販売された。

ハローキティはいちご新聞の1975年5月1日号(2号)で水泳選手ジェニー・ターラルの記事の挿絵として紙面に初登場した[20]。最初期は名がなく暫定的に「名前のない白い子猫」などと呼ばれ、1975年頃に『鏡の国のアリス』に登場する子猫にちなみ[21][16]「キティ」という名が付けられた。キャラクター名の姓「ホワイト」は、後の設定変更で付け加えられたもの[3]

初期のグッズに描かれたキティは横向きで座ったポーズを取っているが、ラフスケッチの段階では横向きのほかに正面向きのものもあった。初代デザイナーの清水侑子が当時のアシスタント(後の2代目デザイナーである米窪節子[16])に横向きと正面向きのどちらがいいかを尋ねたところ、横向きのほうがシンボリックでいいと返答したので、横向きを採用したという[22]。1976年、初代デザイナーの清水侑子の退社に伴い[16]、デザイナーが米窪節子にバトンタッチ後、1977年に初めて立ったポーズのグッズが発売された[23][24][16]。1980年にデザイナーが現在の山口裕子にバトンタッチ後、デザインに自由度を持たせるためにキャラクターデザインを調整してフォルムが刷新され[20]、 1982年には自由なポーズのキティが公表された[25]

1986年には、ハローキティのファンクラブが結成された[26][27]

2004年7月8日、若い女性の間でのペットブームを背景として、キティが飼っているネコとハムスターという設定のキャラクター、チャーミー・キティとシュガーが発表され[28]、翌年にはチャーミーの妹のハニー・キュートが発表された[29]。キティは擬人化されているとはいえ、猫が猫を飼っているということになる。サンリオではチャーミーはキティとは独立したキャラクターとして位置づけられている。チャーミー等が「飼い主」のキティと同じ商品に登場することはほとんどないが、『いちご新聞』2004年11月号(441号)の表紙ではキティがチャーミーを抱きかかえている[30]

1993年、キティの幼少期という設定のシリーズ「ベビーキティ」でキティのボーイフレンドのダニエルが初登場[31]。1999年に成長した姿が登場した。1999年以降、ディアダニエル (Dear Daniel) として、独自の展開が行われている。

1998年には、キティの友達のキャシーの姉という設定の「デイジー」と、同じくキティの友達のトーマスのいとこという設定の「コロ」のキャラクター、「デイジー&コロ」(Daisy & Coro) が発表され、同年9月からキティとは別に商品展開を開始した[32]

キティは、ユニセフ関連の役職に日本国内限定のものも含め、過去3回就いている。1度目は1983年、米ユニセフのジュニア・アンバサダー(子供大使)に任命された[33][34][35]。2度目は1994年、日本ユニセフ協会の子供親善使節に任命された[36]。3度目は2004年、期間限定でユニセフの、「子供たちの特別な友達」に任命された(サンリオでは親善大使と表記。期間限定のため、期日満了の2004年11月1日に退任)。

2004年7月31日から、生誕30周年を記念してキティをモチーフにした作品の展覧会KITTY EX.(キティ・エックス)が全国各地で開催されている。

2008年5月から、国土交通省の中国・香港観光親善大使に任命されている[37]

女性向けというイメージが強いハローキティだが、ハローキティの生誕40周年の節目を機会にその既成概念を覆すべく、ハローキティの男性向けブランドである「ハローキティメン」プロジェクトを2014年9月より立ち上げ[38][39][6]、阪急メンズ東京(有楽町)の展覧会でTシャツなどの展示を皮切りに[40]、さまざまな男性向けアイテムの商品展開が行われている。

キティブーム

ハローキティは、1977年頃に第一次ブームが[41][16]1985年頃に第二次ブームが起こっている。

実際にキティの人気が最も低迷していたのは1970年代末頃のことである。1979年、二代目デザイナーの米窪節子の退社に伴い[27]、新たなデザイナーに山口裕子が1980年に社内コンペで選ばれ[42][27]、山口は全国各地でキティの絵を描くサイン会を開く、毎年柄を変える、季節により変える、グッズの対象年齢によってデザインを変えるなどのさまざまな工夫を凝らし、売り上げ上位を保持し続けた。

1996年頃から[34]女子高生OL主婦などの間でハローキティブームが起こった。『プリント倶楽部』のハローキティ版が人気となり、サンリオが1995年頃から強化しはじめた高校生以上向けのキティ商品が相次いでヒットした。小泉今日子華原朋美神田うのといった芸能人がテレビや雑誌でキティ好きを公言したことでブームに火が付いたとされる[43]。実際に1990年代後半頃、サンリオの収益の7割近くをハローキティのライセンシング・キャラクターグッズ売上が占めていたというデータもある。1997年、華原朋美の影響による効果をサンリオ社長が認める発言もしていた。ちなみにサンリオは当時、ブームになると後にすたれやすいという理由で、ブームを歓迎しなかった。このキティブームはサンリオの業績アップに大いに貢献した。

設定

※設定は変更されることがある。この設定は2015年現在のもので、それより過去の資料とは異なる可能性がある。

ハローキティの家族と友達
ハローキティの家族と友達

キティ・ホワイト

エピソード等

ハローキティに関する豆知識