強姦
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分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
救急医学
ICD-9-CM E960.1
MedlinePlus 001955
eMedicine article/806120
MeSH D011902

強姦(ごうかん)とは、一般に相手の意志に反し、暴力脅迫、相手の心神喪失などに乗じ強要し人に対し性行為を行うこと[1]強かん[注 1]性的暴行(せいてきぼうこう)とも表記される。

典型的には男性が強制的に女性を犯す事[2]であるが、「強制」の定義や行為の具体的態様については時代的、国際的にも差異がある。

語源、表記

日本においては、以前は「姦」の字が性的な性格を持つ字体であることから報道での使用が憚られ「強かん」などと表記することが多かったが、現在は本来の表記である「強姦」を採用することが多くなってきている。

英語のレイプrape)の表記は欧米文化の流入、女性意識の高まりと共に現代日本社会でも一般化している。

日本のマスメディアの事件報道では婉曲のため、「乱暴」などとぼかした言い方がよくなされ、被害者が児童・小児の場合は「いたずら」とも言われる。「暴行」の語も使用されるが、この語は性的側面を伴わない暴力行為に使われることも多いので注意を要する。またメディアにおいても、表現方法の一つとして、犯罪の重大性を強調する意味で「姦」などの当て字を使用する例も一部でみられるが、必ずしも一般的ではない。

作品的表現

文明開化以降、週刊誌小説などでは凌辱陵辱)や英語のレイプrape)という表現が用いられることもある。

官能小説成年漫画アダルトゲームアダルトビデオなどにおいては、作品の性格や作者の方針などに応じて様々な当て字が使用されている。

定義

ローマ法では、他の男性の管理下にある女性を拉致した男性はラプス (raptus)の罪に問われた。拉致の時点で既遂となり、姦通は要件ではなかった。ラプスはレイプ (rape)の語源である。

「強姦」という語が本来もつ意味は「双方の合意なしに行われる姦通」であるが、現在は広く「相手の合意なしに行われる性行為一般」を指す場合がほとんどである。

かつては夫婦間における一方的な行為は性犯罪とは見なされない事が多く、先進国においても20世紀末近くまでそのようであった。